仙台の空手道場 極真会館 本部直轄 仙台道場

平成22年3月28日 昇段・昇級審査レポート

本部直轄仙台道場では3月28日(日)昇段昇級審査を行った。

 毎年1回の昇段審査の為、少年部も一般、女子、壮年部の昇段受審者も整列しているとき、緊張が最高潮になっていることがその表情から窺い知ることが出来た。受審者はこの日の為に、何カ月も前から不安を打ち消すように、相当な覚悟で稽古に日々打ち込んでいたと思う。

 午前中は少年部から審査を行う。今回は昇段受審者が多い為、いつもより1時間早く審査を開始した。昇段受審者が4名おりいつも以上に気合の入った審査となった。

 始めは筆記試験から行う。毎回同じテスト内容なので帯が上がるごとに全て正確に書ける事を願っているのだが、幼年、初級は仕方無いにしても、上級者で文句なしという人は皆無だったので残念だった。(ちなみに昇段者は、後日何度も紙に書かせ、きちんと文句無い所迄書いてもらい昇段させました。)

 筆記試験終了後には、実技を行う。始めは基本から、次に柔軟、補強、移動と進む。進行役は伊藤勝文弐段が行う。少年部は白帯、オレンジ帯が多く、ぎこちなさが目につくが、真剣な気持ちが凄く我々にも伝わってきた。昇段受審者の4名は基本、補強、柔軟、移動のすべての面において良かったように思う。修業年数の多さが基本、移動の動作に良く表われていた。

 型の審査では難しい事を言うよりも、力強さと速さを意識させ、昇段受審者には筆記試験で回答させた型の三要素を意識しながら型を行わせてみた。何かを意識させて行うと同じ人がやる同じ型でも全く変わってくるので面白い。意識の持たせ方次第で普段の稽古でおざなりになりがちな型も気持ちが入り、気持ちが入った型を繰り返せば必ず組手にも生きて来る様な気がする。

 最後は組手。「始めと終わりの挨拶はきちんと礼をしながら大きな声で」と口を酸っぱくして組手の前に注意をする。しかし組手をする事ばかりに頭が行き、なかなか出来てない子が多い。普段から何度も言っていても、いざという時に出来て無ければ言ってないのと同じ事なので、更に強調して日頃から行わなければいけないと痛感した。組手自体は、全体的にある程度、技の攻防が出来ている子が多く上手なのだが、まだ力強さが不足気味の様な気がした。

 昇段受審者の4人は最後の10人組手を1人1人行う。今迄の稽古の集大成を見せるがごときがんがん撃ち合い、途中苦しみながらも自身に気合を入れながら、また周りの先生、先輩、後輩の応援に後押しされる様に4人全員が完遂。皆が皆、素晴らしい内容だったと思う。

 この4人に続く様に、新しく茶帯になった人には来年の昇段審査に期待したい。今回審査を受審した他の人達にも、次回の審査での見違えるような活躍を心から期待しています。

【昇 段 者】 

  熊谷太順君(仙台道場)、望月智貴君(仙台道場)

  大久健伍君(岩沼道場)、齋藤大地君(仙台道場)

  上記4名の皆様方、昇段おめでとうございます。


 午後は一般、女子、壮年部が審査を行う。少年部と同じ様に最初は筆記試験。流石にほとんどの人が時間内で完璧に回答を書きあげる。

 今回は昇段受審者が過去最多の8人。流石に基本からその存在感を見せつける。基本の後は柔軟、補強と休む間もなく続く。補強の拳立て100回と逆立ちに苦しむものの、棒飛び、帯飛びはほとんどが無事飛び終える事ができた。(当道場ではこの拳立て100回、逆立ち歩行、棒飛びもしくは帯飛び(年齢により分けます)の3種類いずれかをクリアしなければ審議になるので凄く緊張感が増します。見ている周りの人達もその事を知っているので、自分の事のように緊張するみたいです。)

 休む間もなく、移動の審査を行う。昇段受審者は最初から回転の移動稽古を休ます最後まで行い続ける。この頃には汗が止まらず、表情にはかなりの疲労が分かるようになる。その後続けて型を行う。帯ごとに型を行うので、この間昇段受審者はしばしの休息となる。色帯ごとに注意事項を話しながら型を行う。是非注意された事は忘れずに日々の稽古に生かして頂きたいと思う。

 最後は組手。上級色帯受審者には連続組手の相手をしてもらう。1人1人10人組手をしてもらう為、かなり時間がかかるが、今迄の稽古の集大成としてあえて1人1人に10人組手を行ってもらう。緊張感と疲労感の体に最後の10人組手は過酷だが、誰一人弱音は吐かず、淡々と組手をこなしていく。もちろん10人を相手する中で楽な事は無く、ぼろぼろになりながらも最後まで反撃の手を緩めず全員が最後には皆から大きな拍手を頂き見事完遂。感動の瞬間に立ち会えて心から感謝すると共に一人一人にお疲れさまでしたと握手をし、長い一日が終了した。

 いつもお話する事ですが、昇級審査を受けられた方は、この審査を機に更に稽古に励み、次回の審査では自分自身が納得出来る様、進歩が確認できる様に共に励まし、助け合いながら頑張っていきましよう。

 昇段された方は、これがゴールではなく、また更に長い道のりを歩き始めるスタートです。各自が試行錯誤しながら共に励まし合い頑張っていきましょう。


最後になりますが、審査を受審した皆様方はもちろんの事、朝早くから夕方までお手伝い頂きました師範代、各道場責任者、黒帯、茶帯、色帯の皆様方いつも本当にありがとうございます。また、寒い中長い時間ご覧頂きました保護者の皆様方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。押忍


【昇 段 者】

  近 光流さん(仙台道場)、吉川啓一さん(仙台道場)

  尾形高史さん(仙台道場)、磯村教仁さん(仙台道場)

  鈴木亜希子さん(白石道場)、伊藤武志さん(白石道場)

  管原達明さん(白石道場)

上記7名の皆様方、昇段おめでとうございます。





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